雑多でいこう!

何でもブログのつもりが結局ゲーム主体になったブレにブレていく脳筋的ブログ

「やりたい仕事」「入りたかった会社」だったんなら本気でやれよと思う

そんな私は時代遅れなんでしょうかね。

 

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↑うーん、そりゃまじだな。

 

膝に受けた矢が毒矢っぽくて先日体が燃え上がってた私です。こんばんは。今日、こんな記事↓を見て、ふと思うことがありまして。

 

news.nicovideo.jp

 

タイトルに悪意ありすぎなんですが、内容は「①やりたい仕事やってるので過剰労働でも文句はない ②そのうち辞めてやる!と思いながら働いてる(!?)」という最強の矛と盾が裸足で逃げ出す矛盾を抱えたものとなってます。

私が感心しているのは①の方で、本来こんなもん当たり前な考えだと思うんですよ。まぁ体力的にしんどいのはあるでしょうけど、やりたい仕事やってるんだから、それこそ時間なんて気にせず没頭しろってんですよ。それが「全力で働く」ということでしょう。

なのに、例えば上の記事ではそれを「やりたい搾取ではないか」という会社側の悪意だと書いたり、労働関連の記事を読んでいると「残業ばっかりでしんどい」だの「給料安い」だの書いて、しかもそれが「良いこと」だと吹聴してる。

それってさぁ、おかしくない?贅沢すぎません?自分が望んだ仕事をやらせてもらっといて「定時で帰らせろ」「残業代よこせ」「プライベート確保させろ」って。やりたいことやってるんでしょう?時間を惜しまず本気でやれよ。時間外でもバリバリ勉強して、もっともっと力をつけたいって思わないの?それ、本当に「やりたい仕事」だったのか?「やりたい仕事をやってることで満足してるだけ」じゃない?会社からしたら迷惑極まりないですよ、そんなやつ。

ただ、やりたいことを仕事にできる人間というのは限られてます。でも「大企業に就職するぞ!」と意気込んで良い大学出て就職した、って人にも、同じようなことは言えるんじゃないでしょうか。例えば給料。この額は一体「なぜ今、この額なのか」。基本的には、どんなとんでもない資格や経歴があっても「こいつはやってくれそうだ」という期待を込めた額になってます。だって実際にそいつの仕事ぶりを見たわけじゃないから。神様じゃないんだから「こいつはこの仕事が完璧にできる」なんて判断できるわけないんですよね。新卒なら云うに及ばずですよ。「今の能力分の給料」じゃないんですよ。なのにウダウダ文句を言うんですよね、法を盾にして。自分の働きぶりなんて蚊帳の外。とにかく定時就業、残業代支給、休日(プライベート)確保。それが100%。それが絶対的正義。今、そんな風潮が蔓延してる気がします。

入社してちょっとキツく当たられて萎えて辞めたとか、雑用ばっかりやらされて萎えて辞めたとか、そんな話題にも事欠かない昨今の社員事情。「とにかく自分の利にならんことはやらん」なんて心がすっけすけです。いやね、私だってちょっと前の記事にも書いたように「やりたいようにやらせろ!1人にしてくれ!」ってタイプなんですけど、会社にいる限りは最低限のことくらいしますよ。挨拶なんかもそう。「おはようございます」「お疲れ様です」「失礼します」こんなもん当たり前というか、会社がどうってレベルのモノでもないでしょうに、最近のは「挨拶したら給料上がるんですか?」とか言って挨拶しないアホな若者がいるんですよ。頭にヘドロでも詰まってんのかお前。朝起きたら「おはよう」って言うくらいの当たり前な行動なのに、そんなことすら損得勘定するんですよ。まぁこれは極端過ぎる例ですが、ネットの記事見てるとホント多いですよこういうの。ゆとりだとかさとりだとか実にくだらない言葉作って吹聴してますけど、笑い事じゃないですからね?

やりたいことをやらせろ、でも決められた時間しか働かないぞ、時間内じゃないと勉強もしないぞ、もちろん違法は許さない!モンカスに近い思考だと思います。もちろん、全員が全員そうではないと思いますけど、そんな空気は確かに充満してる。しかもそれが「それが当たり前の権利なんだ」というような風潮として広まって、浸透してきてる。本気を出すとバカを見る、適度に手を抜いて働くのがいい、という労働事情。とても怖い。近い将来、まじで社会崩壊するんじゃないかと、危惧してます。

 

「これだけギャーギャー言うからにはお前はそれくらいのことやってきたんだろうな?」と言われそうです。確かに私には本気でやってきたという自負だけはある。自負だけは。うん、自負だけは。新しい仕事に就いたら、仕事終わってから業界の勉強をする、情報収集も適宜行う、自分に足りないものは何かを考えて身に付ける努力をする。たまたま残業があまりない会社ばかりだったものですから、基本的には時間外でやってました。というか残業があろうとなかろうと関係ない。ただ、まぁ非常に非効率な努力のしかただったんでしょう。だってそれによって誰もが認めるような結果を残せたわけじゃないし、大出世したわけでもないですから。しかもそんな本気が積もり積もったのか、頭パーンして無職だってんですから、同情の余地もない。

それでも私は声を大にして言いたい。本気でやれよ。待遇に文句を言う前に、誰にも文句を言わせないほどの努力をしろよ。与えられる仕事に文句を言う前に、与えられた仕事を文句のつけようもない結果にしてドヤ顔で突きつけてやるくらいの気概を見せろよ。それがやりたい仕事だったとか、入りたい会社だったのなら尚更。

勘違いしないでほしいのは、別に全ての時間を無条件で仕事のために費やせ!なんて言ってるわけじゃないということです。人にはそれぞれのワークバランスがある。それこそ私のように「休みなんていらねぇ!仕事くれ!勉強させろォ!」なドMもいるでしょうし(素人にはオススメできない)、「週に2日はホゲ~してないとやる気出ない(´・ω・`)」って人もいるでしょう。その辺りは、やっていくうえで自らしっかり調整していく必要はあります。そこを崩してまでやり通せ、なんて言わないです。ただ、何をするにもまず「適正な労働時間」「適正な給与」「残業は悪」みたいなところにフォーカスして何も努力せず法を盾にチャージかます前に、「こいつが言うなら仕方ないな」と思われるくらい、本気でやりましょうよ。今のままじゃ、本当に「本気でやるやつほど割に合わない」社会になりかねない。アホらしいでしょう?そんな社会。

 

 

 

と、無職のおっさんが申しております。台無しだな!