スマホゲーの快適さって何だろう？私的な結論
※ここで言う「スマホゲー」とは、いわゆる基本無料＆課金要素のあるゲーム全般を指します。買い切りなどにも多少当てはまる部分はありますが、あまり想定していませんのでご注意ください。
「快適さなんて人それぞれだろうが」なんて言われるとそれまでですが、ある程度傾向みたいなものはあると思います。
完璧に定義することはできませんが、「人が動かすもの」ですからね。
さて、では「何が」「どうなっていれば」「快適」と言えるのか。
いちユーザーの経験則ですが、私は勝手にこう結論付けました。
待ち時間が短ければ短いほど快適
これに尽きます。異論は認める（論破はできない）。
ここで言う「待ち時間」とは、ゲームが操作を受け付けない時間です。
ページ切り替わり時のロード時間のほか、ボタンをタップした際のレスポンス速度なんかも含みます。
心理学や人体の構造なんかを勉強したわけではありませんが、何もできないタイミングというのは、程度の差こそあれストレスを感じるようです。あれ？感じません？
私は実際そう感じます・・・が、別にせっかちなわけではありません。例えば真冬の雪が降りしきる中、とある有名なローストビーフ丼専門店で待ち時間１時間を超える大行列ができていても、私は並びます。
待ちながらでも、何かしらできることがあるからです。スマホをいじる、本を読む、明日の朝ごはんを考える、クリーム色のタートルネックに身を包んだ黒髪ロングのメガネっ娘が「今日は寒いね、順番まだかなぁ？」と言いながら手をそっと握って身を寄せてくる妄想をするなどなど。え？
他に何もできることがない、というわけではないのが重要です。
しかし、スマホゲーとなるとそうもいきません。
たとえばロード時間。２０分も３０分もかかるとなれば他にできることもあるでしょうが、長くても数十秒。基本ただただ待ちぼうけをくらうわけです。
たとえばボタンのレスポンス。基本無料で提供されているスマホゲーは、とても大雑把に言えば同じことを何度も繰り返して進めていくものがほとんどです。
何度も同じことをやらねばならないというのに、ひとつひとつの操作が絶妙に遅いとどうでしょうか？イライラしますね。しない人はM属性が高いのでしょう。マゾゲーマーという人種は確かに存在するのです。
スマホゲーの大きな魅力として「短時間で手軽に遊べる」というものがあります。
しかし、その短時間の中にさらに短時間、待ち時間が発生した時、時間にして大したことがないにもかかわらず、大きなストレスを感じてしまうようです。
海に塩をひとつまみぶち込んでも大して塩辛さは変わりませんが、小鍋の煮物に振り入れれば味がガラリと変わってしまう・・・同じようなことではないでしょうか。思いつきで書いたので他に何か良い例があったら教えてください、私の表現力がアップします。
最近はスマホゲーでも3Dバリバリの超リッチなものが多くなっています。Unityの存在も大きいでしょう。2Dでヌルリと動くものも多いですね。
それに伴い、スマホに必要とされるスペックも高くなり、処理が重くなっているものも多く見受けられます。「もうコンシューマでいいんじゃ？」と思うものも時折見かけます（が、日本では今やスマホゲーが幅を利かせているので推して知るべし）。
スマホの進化も日進月歩なので自然と追い付くとは思うのですが、「短時間で手軽に」はきっと変わることなく大きくあり続けるでしょうから、本末転倒にならないように「快適さ」も進化してほしいものです。
ところで、私が遊んでいるメビウス ファイナルファンタジーというゲームがあるのですが、快適さという点では色々すごいものがあります。
結構優秀なオートバトルAI、バトルの早送り、カードの自動成長に自動売却、バラバラ撒かれるスタミナ回復アイテムにガチャチケット、スタミナ大量消費で多い日も安心！などなど。
ひとつひとつは他のゲームでもあるようなシステムが多いですが、全てが絶妙なバランスで組み合わされ、それこそもう、本当にちょろっとポチポチするだけで色々進みます。ブロントさんよろしく「光と闇が両方そなわり最強に見える」が体現されているように思えますね（ブロントさんについてはコチラをどうぞ）。
超快適だと感じる反面、脳死プレイ状態とも言えますが（あくまで私が）。
もちろん、ゴリゴリのやり込みコンテンツは自動ではクリアできなかったりするので、その辺りのバランスは取られているようです。
スマホゲーだからこそのムダの省き方、一種の完成形のような気すらします。・・・あ、別にスクエニの回しモンではありませんよ？
さっき脳死プレイと言いましたが、快適さって重要ですけど、突き詰めると人間をダメにするような気がするなぁ、とも思いました。
そんな日曜の昼下がり、今日も私はポチポチするのです。ポチィ。
